食べ物と汽車が好きな人のための書評

名作の中の食べ物、作家が好きな食べ物と旅を追って、本の森を歩こう

中落合 中太郎
(C)Chutaro.Nakaochiai
「本の雑誌」危うし!でも、オレもさいきん読んでなかったな。―『本の雑誌血風録』by椎名誠
本の雑誌血風録 (新潮文庫)
本の雑誌血風録 (新潮文庫)
椎名 誠
<本の雑誌が危ない>
「今年は本当に苦しかった」と「本の雑誌」新年1月号の編集後記にあったと朝日新聞に出ていた。チェーン店の本屋には大概、本の雑誌は置いてあるだろう。「本の雑誌」は本の雑誌社が出している。文藝春秋は文芸春秋社が出している、というのと同じようで同じでない。同じようなのは文藝春秋は菊池寛という作家が起こし、本の雑誌は作家の椎名誠(今、社長らしい)書評家の北上次郎、画家の沢野ひとし、そして弁護士の木村晋介が起こしたこと。ちがうのは草創期、椎名さんはストアーズレポートというデパートの専門誌の編集長であった。北上さんも目黒考ニというサラリーマンであり、沢野さんも絵は描いていたがこぐま社という児童書の出版社の社員だった、ということだ。作家の椎名誠と書いたが「さらば国分寺書店のオババ」とか「わしらは怪しい探険隊」などのヒット作を出すのは、本の雑誌創刊時代と重なる。椎名さんの文才は編集者時代すでにあらわれているが。文藝春秋は作家が起こした雑誌だが本の雑誌は作家が生まれた雑誌なのである。
もう、このあたりは『本の雑誌血風録』のあらすじだ。さらに本の雑誌の社員第一号は群よう子さんである。群さんのこの名は北上次郎こと目黒考ニがつけたのだ。社員群よう子から見た本の雑誌社は群さんの著書「別人群よう子のできるまで」に詳しい。
別人「群ようこ」のできるまで (文春文庫)
別人「群ようこ」のできるまで (文春文庫)
群 ようこ
続きを読む >>
| 中落合中太郎 | 椎名誠 | 11:27 | comments(0) | - | pookmark |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
  • 超能力新聞記者があふれる日本のマスメディア-『ジャーナリズム崩壊』上杉隆(幻冬舎新書)
    憂国 (01/21)
  • 超能力新聞記者があふれる日本のマスメディア-『ジャーナリズム崩壊』上杉隆(幻冬舎新書)
    (07/23)
  • 北カリフォルニアのミカン畑に行く。<湯葉シティYuba CityのKenzo Sushi>―おふくろ様カルフォルニアご親戚訪問同行記その7
    中落合中太郎 (09/23)
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE