食べ物と汽車が好きな人のための書評

名作の中の食べ物、作家が好きな食べ物と旅を追って、本の森を歩こう

中落合 中太郎
(C)Chutaro.Nakaochiai
オバマ大統領選出―『マイ・アメリカン・ジャーニー』byコリン・パウエル
<ノッチより岡村君だろうが>
 オバマのそっくりさんということでノッチがオバマさんと握手したとかということだが、
「ボクはねえ。ナイナイの岡村君を思い出してしまうんやけど」とTBSラジオ荒川強啓デイキャッチ水曜日のコメンテーター近藤勝重さんがいっていたけど、僕も賛成。マケインさんも誰かに似てると思ったんだけど…。二郎さん。そう、コント55号の坂上二郎さんに似てるよ。両方の親指突き出すポーズが「とびます。とびます」にみえるんだよね〜。こんなこと書いてるからダメなんだよね。後でマジメなこと書いてもさ〜。

<コリン・パウエルとバラク・オバマ>
オバマ上院議員のアメリカ大統領就任が決定的となった。リンカーンの奴隷解放からそしてマーチン・ルーサー・キング牧師の演説I have a dream...に象徴される公民権運動から約50年、黒人系の大統領が誕生した。
1963年8月28日というのは、遠い日であろうか。東京オリンピックの1年前である。東京タワーは1958年に竣工した。アメリカは冨と自由の国のはずであった。しかし、黒人は白人と同じバスに乗ることはできなかった。同じ学校に通うことは出来なかった。キング牧師の有名な演説はyoutubeで見ることが出来る。私には遠い出来事ではない。黒人と白人が同じ学校で学ぶという試みがものすごい反対運動のなかで強行された。各地で暴動があり州兵(National Guard)が出動した。日本では「黒人暴動」と報道された。しかし、これは戦争だった。以下はキング牧師の演説の抜粋です。I have a dreamで検索すればwikiで読めます。これはwikiより引用しました。
I have a dream.That one day on the red hills of Georgia. the sons of former slaves and the sons of former slave-owners will be able to sit down together at the table of brotherhood
黒人の大統領は1992年に誕生したかもしれない。しかも共和党から。コリン・パウエルは湾岸戦争で名を上げたあと、大統領選に出馬することを考えた。実際、現在のブッシュ大統領の副大統領候補のひとりにあげられた。しかし、静穏な暮しがしたい、という奥さんの強い反対で選挙への立候補をあきらめた。静穏な暮らしというのは政治家として多忙であることを厭うという意味だけではない。彼らの場合は。生命の危険があるということである。
マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―少年・軍人時代編 (角川文庫)
マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―少年・軍人時代編 (角川文庫)
Colin L. Powell,Joseph E. Persico,鈴木 主税



<黒人がエリートにのし上がっていくとき>
『マイ・アメリカン・ジャーニー』は国務長官まで勤めた政治家として軍人としてのパウエルの自伝という読み方も出来るがニューヨークのブロンクスに生まれた頭のいい黒人の少年が、どうやって戦後のアメリカ社会を生き抜いていったのかという読み方も出来る。背景にはこの公民権運動があり、ベトナム戦争がある。
軍人として階級があがるに連れて彼の住宅が大きくなっていく。しかし、そこに大きな壁がたちはだかる。パウエル夫妻が南部に転勤になったときであった。陸軍将校として地位も十分な収入も保証された彼らは名誉ある軍人にふさわしい住宅を借りることは出来なかった。彼らがゆるされたのはじつにみすぼらしいあばら家であった。
オバマさんの当選が確実に成ったとき、テレビの映像のなかで涙する黒人の紳士が大写しになった。それは自分の支持した政治家が当選した喜びだけではなかったはずである。これを書きながら私はふるえている。黒人ひとりひとりに『マイ・アメリカン・ジャーニー』があったはずである。

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| 中落合中太郎 | コリン・パウエル | 08:06 | comments(0) | - | pookmark |
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